サイレントヒル 20160114

2006年
監督 Christophe Gans
俳優 ローズ・ダ・シルヴァ: Radha Mitchell、シャロン: Jodelle Ferland、シビル・ベネット: Laurie Holden

あらすじ:
ローズとその夫は娘のシャロン夢遊病、うわ言に苦慮していた。シャロンが発する「サイレントヒル」を手がかりに、ローズはシャロンを連れ、30年前の大火災をきっかけにゴーストタウンと化した「サイレントヒル」へと車で向かった。途中、人影を避けようとした事故でローズは気絶する。目を覚ました時にシャロンの姿は無かった。母娘の様子を怪しみ跡を追ってきたシビルを含め3人がサイレントヒルに閉じ込められ怪現象に襲われていく。

感想:★★★★☆

コナミによるゲームサイレントヒルの実写化。私もシリーズのなかで1、2をプレイしたことがあります。
ゲームシナリオを下敷きにしており、クリーチャーの再現度もとても高く満足でした。
三角様〜ってなったわ。
ゲーム内で時折裏世界という同じ場所でありながら更におどろおどろしい空間へ変わってしまう設定があるのですが、
この映画ではその切り替わりのシーンが素晴らしかった。もの凄いスピードで腐食していく内装、湧いてでてくる虫やクリーチャーがリアルで怖い。
ストーリーも綺麗に纏まっていて良かった。シャロンが何者で何故サイレントヒルを生み出したのかを分かりやすく説明している。
子供にとって母親は神というテーマは少し月並み。復讐劇は安易なのかもしれませんが、気分が晴れるのでOKです。
母親であるローズには超常的な力が宿っていた横で、この映画で一番良い奴でカッコいいシビルが狂信者に捉えられた後の運命が辛かった。ここでシビルが「母」というワードを口にするんだけどこのテーマが言いたいが為に強引すぎやしないか。
閉鎖空間における狂信者の暴動って言うことで「ミスト」を連想していたのだけども、視聴後に調べたら、シビル役のローリー・ホールデンさんが「ミスト」の女性教師だそうです。霧と教信者に苦しめられる運命^^;